前回、エキマニの集合部からの異音を修理してから約一ヶ月半、再びガタガタ音と妙なドンつきが出てきました。
前回、集合部に使ったのはパーマテックスの高耐熱シリコンガスケットで、耐熱371℃なんですが耐熱性がまったく足りていないことがわかりました。
エキマニを外してみると見事に吹き抜けておりました。。
さて、どうしたもんか、と。
とりあえずMORIWAKIエンジニアリングに電話して聞いてみました。
非常に丁寧な対応で、「新品の時に付属しているモリワキのME30(シリコンガスケット)は耐熱600℃なのでそちらをお使いください。」との事。
ソッコーでME30を注文して再度、塗りなおしてみました。
今回はエンジン側の銅ガスケットも交換しました。
2回外して再利用しているので排気漏れを起こしてましたね。。
で、一晩寝かせてテストラン!!
ガタガタ音は治まってます。
妙なドン付きも収まりました。
しばらくは様子見ですな。
テストラン中、愛車はすこぶる調子が良く、車も全然走ってなくて、気持ちよく峠道を走りました。
しばらく乗ってなかったのですが、だいぶ勘が戻ってきたので日頃から試してみたかったテクを練習しました。
これですよ。
偉大なるValentino Rossi様の足だし走法。
やってる本人すら「よくわかんないけどいい感じなんだよ。」というくらいの謎の技…。
考えるよりもやってみろ、が信条の私はやってみましたよ!!
といいつつもmotoGPの録画を穴があくほど見ましたが(笑)
結果。
よくわかんないけどいい感じなんだよ。
としか言えません。
いやいや、考えろ、と冷静に考えながら走ってみることに。
・コーナーに対して内側の足をステップから外すとブレーキング時に腕にも体重が掛かる
前タイヤが潰れて、より接地しているのがよくわかります。
・足をステップから外すとシートに体重が掛かる
強いブレーキで前に荷重が移動しているのに後タイヤの接地感がある。
・タイミングよく、内側の足をステップから外すとなぜかリアタイヤ外側に出る気がする
これはよくわからない。
4速レブ付近からフルブレーキング&シフトダウンするような高速の進入だとリアがアウト側に微妙にスライドしているような感じはありますが不思議な事に不安感はまったくありません。
難しいのは左コーナーでのシフトダウンのタイミング。ブレーキング&ブリッピングしながら気持ち早めにギアを落としてちょんクラッチでエンブレを殺して足を出す、と相当忙しいです。
・バイクを倒す寸前に足をステップに戻すとバイクがグイッと内側に入る
これも謎。フロントから入り込むような感覚がしました。
・3桁スピードを超えると足を出した抵抗で減速感がある
空気抵抗が増すからでしょう。
・バンク中の安心感とバイクとの一体感、タイヤの接地感がやるとやらないでは全然違う
なんで!?
・とにかくよく曲がる
うぬぅ。。
ちゅーわけでわからない事だらけなんです。
ハンドルに体重を掛けない、とかブレーキング時はニーグリップして、とかのセオリーはまるで無視したテクなんですがやってみるとバイクはよく曲がります。
ステップに足を戻すと同時に下半身でホールドして腕の力がハンドルに掛からないようにするのが肝ですな。
私なりに分析すると前タイヤと後ろタイヤにいい塩梅で荷重が掛かり、タイヤがちゃんと潰れてくれるので旋回初期のタイヤのグリップを高める事が出来るのではないかと。
ハングオンの姿勢に入る時、コーナリング中のタイヤの接地感がいつもよりも感じられます。
アクセルもいつもよりも早く、そして大きく開けられるのでいつもよりもいいペースで走れました。
実はタイヤをミシェランのパイロットパワー2CTに変えてから、タイヤの接地感、特に後輪の接地感が全然感じられず、気持ちよく走ることが出来ませんでした。
足だしをやると不思議なことに前後のタイヤが路面を捕らえている感触がリアルに伝わってきます。
こんなに気持ちよく走れたのはタイヤ交換後、初めてですね。
このテクは練習してライディングに取り入れたいと思います。
結論としましては
全身筋肉痛
であります。。