2011年5月4日水曜日

Fit RS、全開インプレッション。

我が家のマイカー、Fit RSも走行距離3500kmになり、慣らしも終了しました。


という訳で待ちわびた全開走行をしてみました。

CVTをSモードにして、1速からアクセル全開。レブまで回ると自動的にシフトアップします。

加速はのんびりとしたモンですが排気量を考えるとまずまず。

峠では2~4速を使って走る感じですね。

VTECゾーンに入っても、音が変わる、とかパワー感が増す、という感じはなく、リニアに吹け上がる感じです。昔のタイプRのような過激な演出はありませんね。

エンジン音はCB400と同じ(笑)HONDAサウンドです。

秀逸なのはブレーキ。かなり長い時間走りましたがフェードの兆候もなく、効きもかなり強いです。

初期に強く効くのでコントロールは難しいですが慣れればかなり頼りになるブレーキ性能です。

ハンドリングは完全なニュートラル。本当に癖がありません。

ウチのFit RSはトラコンなしのモデルですが(FFのトラコンは大嫌いなので)ブレーキングで前荷重にし、少しブレーキを残しつつターンイン、車の向きが変わると同時にアクセルオン、というFF車のセオリーを守って走る限り、アンダーもオーバーも出ません。

コーナーの途中でRが変わる複合コーナーでも一瞬、軽くブレーキを当ててハンドルを切り足せばグイグイ曲がります。

昔、乗っていたアルファロメオ155V6はタックインを駆使しないと二次旋回をうまく回る事が出来ませんでしたがFit RSは高いメカニカルグリップを持っているのでタックインの必要性がありません。

旋回中、立ち上がり共にトラクションもきちんと掛かり、パワーをきちんと路面に伝えています。

過剰なロールもなく、まさにオン・ザ・レールのハンドリングです。

一昔前のFF車のようなリアサスの伸び側ストロークを少なくして、ダイアゴナロールを起こして旋回性を出す、というようなセッティングではありません。



車体の剛性感も高く、荒れた路面でも挙動が乱れる事もなく、乗り心地も固い事は固いのですが不快な突き上げはありません。

ハンドルの支持剛性も高く、ステアリングインフォメーションも明確です。

エンジンパワーよりもシャーシが勝っている絶妙なバランスだと思います。

CVTのSモードではシフトダウンのレスポンスが速くなるのか、非常に素早い変速でエンジンブレーキを減速と姿勢制御に積極的に使用できます。

普通の人がMTでヒール&トゥするよりも早いのかもしれません。

回転を合わせるブリッピング機能はありませんが2段落としをしても変速ショックも空走感もありません。

パドルシフトはクリック感があり、ストロークも短いので操作性も秀逸です。

サーキットを走ってみたくなる、面白い車ですね。

独身時代にはアルファロメオ155V6をいじくり倒してアサンサーキットや岡山国際サーキット(昔はTiサーキットっていってましたけどね)を走り回っていたので、また行きたくなりました。

フルチューンの155V6から450馬力のBCNR33に乗りかえて、今回のどノーマルFit RSな訳なんですが、もっと物足りなさを感じると思っていたのですが、パワー不足が運転の楽しさを引き出してくれるような乗り味でとても新鮮ですね。

長距離を走っても全然疲れないし、峠を走っても楽しい車です。

かなり気に入ってます。

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