2010年7月6日火曜日

久々のプチツーリング。

今週に入ってから持病の背中痛が出て、ど~もブヨブヨして膿んでるっぽいので仕事を昼で切り上げて2ヶ月ぶりにブロック注射に行って来ました。

背骨に注射するので強烈に痛いのですがかなりの即効性があります。

3時過ぎに病院を出て、元気になったので何となくフラリと走りたくなり私のお気に入りの峠に走りに行って来ました。

ここは民家なし、車走ってない、路面は綺麗、マッポいない、家から近い、と素晴らしい峠なんです。

峠に行く時はいつも目的をもって走りに行く事にしています。

今回はフロント主体のブレーキング。

フレディスペンサーのライディングテクニックDVDでイニシャルブレーキ、というテクについて繰り返し最重要テクニックとして説明されています。

フルブレーキングの前に上体を起こし、まず周囲の状況を確認、レバーの遊びを殺し、3~5%の軽いブレーキングを与えてからフルブレーキングに移行する、という事です。これはリアブレーキでも使えます。

シフトダウンはその後、という事になりますね。回転が充分に落ちてるので軽く吹かすだけでピタッと回転が合います。ようはエンブレはアテにすんなよ、って事なんでしょうね。

レバーの遊びを殺してから操作する、というのはクラッチレバーでもシフトぺダル、ブレーキペダルでも必要ですので身につけて損はないテクですね。

これは瞬間に行われる事なんですが意識してやってみると、面白いようにブレーキが効きます。

私のような初心者&下手糞ライダーは3速11000回転からフルブレーキングする、なんて時は一瞬の迷いもなく、正確にバイクを操作しないときちんとリーンする状態にもっていけないんですが思ったよりも落ちないスピードに緊張して上手くいかない時もあったりします。

だから乱暴な急ブレーキでなんとか減速して、ゆっくりコーナリング、なんてアホみたいなことをしてしまいます。

イニシャルブレーキを使うとフロントブレーキ操作だけで強烈な減速Gが瞬時に発生するのでコーナリングするまでに充分に速度を落とせて、繊細な操作をする余裕が生まれます。下りなんかではリアを軽く使うのもアリですね。

そうするとフロントブレーキを残してフロントタイヤに荷重を残すとか内ステップにつま先乗りで荷重をリアタイヤにのせるとか肩をインに入れるとか軽くリアブレーキを引きずってアクセルONのドンツキを殺すとかそういう操作をする余裕が生まれるんですね。

だから今日は凄い楽しかった。

コーナリング中にタイヤが路面を掴んでいる感覚が明瞭で自分の心理的、技術的限界も客観的に判断できるので無理もしない。

たったひとつの操作を意識するだけでこんなにも気持ち走れるなんて、やっぱフレディは凄い!!

言っていることがすごくわかりやすくて何度見ても面白いです。

誤解して欲しくないのは速く走る為にこういう事をやっている訳ではない、という事。冷静にバイクをコントロール出来る様になりたいからやってます。

当然、交通法規、一般的なルールに違反した行為ではありますが走るならモラルをもって走ろう、と。

充分に周りを確認して、イッパイ、イッパイにならないよう最初の1本は流して道路や状況の確認くらいはしないと危ないです。

車が走ってたり、工事中区間があったら帰る、くらいでちょうどイイ。

イニシャルブレーキってサーキットで生まれた技術だけど何が起こるかわからない公道でこそ活きる、重要な技術だと思います。

自分の状況を俯瞰する心理的余裕。。

これに勝るものはないですね。

飛ばしてものんびり走っても常に使える技術だからしっかり身につけたいと思います。

2 件のコメント:

  1. とっさの時によくリアブレーキがロックします。
    運転の下手な私にはABSがいりますね(汗)

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  2. 私のCBはABS付きなんですがまだ一回しか作動した事ないんです。もうほんとギリギリの状況で働くような設定になってるみたいです。

    スポーツ走行する時、フロントブレーキを強く握りこんでもロックしないから安心してフルブレーキできます。

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