エキマニの集合部からのガタガタ音を修理してから、エンジンのカチカチ音が妙に気になってきました。
まぁ、今使っているWAKO`SのTRのようなエステル系オイルは油膜が薄く(弱いという事ではありません)ヘッド周りからメカニカルノイズが聞こえやすい傾向にあるので問題ではないのは経験上、わかっているのですがモノは試しに、と広島高潤のkz heat cutを投入してみました。
広島高潤のkz heat cutはひまし油を急激な酸化や重合の心配なしに使えるように合成した添加剤で、金属処理剤ではなくオイル強化剤に分類される添加剤です。
ひまし油は現在でもオートレースやレーシングカートで使われており、強力な油膜、耐焼き付き性能を持っています。
しかし、極端に酸化しやすく、粘度の高いスラッジが発生するので一般的な使用は不可能とされてきました。
広島高潤はひまし油をエステル化する事に成功し、レースの世界でも大きな実績を上げています。
アプリリアRS50に乗っていた時に広島高潤の2ストオイルを愛用して、耐焼付き性の高さは知っていたので今回、入れてみました。
バイクを暖気完了状態でオイル投入口から規定量の5%のkz heat cut 150mlを注射器で正確に入れて、エンジンスタート!!
まずアイドリングで様子をみます。
アイドリング開始から3分ほどでカチカチ音が驚くほど減少しました。
ミッションからの「ゴー」という感じのバックラッシュノイズも減少しました。
これにはちょっと驚きました。。
では、走行開始。
まず、ミッションが軽い!!
元々、WAKO`S TRとスーパーゾイルを入れているのでミッションはスコスコなんですがさらに軽くなりました。
あと、ハンドルとシートに伝わってくる振動が驚くほど少ない。
4000~5000回転辺りのゴリゴリした感じのエンジンフィーリングもかなり改善され、スムーズにエンジンが回っているのがわかります。
そして、峠で全開走行。
エンジンの吹けの軽さはビビるくらいです。。
エンブレがめちゃくちゃ弱くなっていて最初のコーナーで死ぬかと思いました。
高めのギアでアクセルオンしてもエンジンがもたつくことなく吹け上がり、レブまで一気に吹けます。
元々、モーターのようにシュンシュン回るCBのエンジンですがkz heat cut添加後は濃密なトルク感とモーターのような回転フィーリングが混ざり合った味わい深いエンジン特性に変わりましたね。
ここまで即効性があり、効果がわかりやすい添加剤は今まで経験がありません。
メカニカルノイズの低減効果は非常に高く、パワー&トルクのアップも確実に体感できます。
ひまし油、恐るべし。。
次回のオイル交換は広島高潤のkz heat cutが最初から添加されたオイルに変えてみようと思います。
広島高潤HP
http://www.kz-hiroko.com/
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